水耕栽培とアクアポニックスとプランターで家庭菜園

水耕栽培やプランター栽培だけでなくメダカとヌマエビの水槽でアクアポニックスでも野菜を作ってます

いちごを水耕栽培とプランター栽培で比較した

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水耕栽培でいちごを育ててみました。

 

それと同時に水耕栽培とプランター栽培でイチゴの栽培の比較をしました。

 

10月20日頃に水耕栽培とプランター栽培とで、ほぼ同時期に始めました。

 

苗を用意してから水耕栽培の装置にセットしたのは水耕栽培のほうが1日早かったですが、ほぼ同時期に土耕栽培のプランターでも栽培を始めました。

 

 

 

水耕栽培の装置作りから

 

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まずは水耕栽培の装置の作り方です。

 

私の場合は水耕栽培のイチゴはダイソーで買った発泡ステロールの箱を使いました。

100円ショップですが、100円では売っていなくて300円位したと思います。

 

どこかのお店で発泡スチロールの箱をもらうことができるのなら、それを利用するのがいいと思いますが、このダイソーの発泡スチロールの箱はコンパクトでなかなか使い勝手がよかったです。

 

箱には蓋がついているので、その蓋に鉢をはめ込めるように穴を開けます。

 

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最初は小さめの苗木用の黒いポットを差し込みました。しかし、これではイチゴの苗がこの鉢というかポットに全部入らないことに気づきまして、もうちょっと大きい鉢に替えました。

 

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発泡スチロールの箱の上部には、鉢を入れる大きい穴だけでなく、水を入れる穴と浮きを差し込む穴を開けました。

 

 

浮きは水の量がどれぐらい行ったかわかるようにするためです。水を入れる穴から覗けるかと思ったのですが、中が意外と暗くてよくわからなかったのです。

 

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浮きを浮かべることで水の量がどれくらい減ったか目安としました。

 

この浮きは、発泡スチロールの穴を開けたときの残り(大きめの鉢用の穴を開けた時に出たもの)を使ってそれにストローを指して「浮き」にしました。

 

買ってきた苺の苗の根っこを洗う

 

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まずは買ってきた苗をきれいに洗います。

水耕栽培なので泥は全て落とすようにします。根っこを液肥につけるので、なるべく清潔にするためです。

 

ポットの中に入っている土のように見えるものは、ハイドロボールとセラミスグラニューです。

 

水耕栽培で土のように扱えるのでセラミスグラニューを多めにしました。

それとセラミスグラニューは、乾燥すると色が変わってくるので、そのことも水が不足してるか、乾燥してしまっているかどうかの目安になります。

 

すでにポットの中に苗を植えていたのですが、写真を撮るのを忘れていたので上の写真は植えていた苗を再度取り出したものです。

 

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このように買ってきた苗は「とちおとめ」です。

酸味がすくなく多汁でおいしいとのことです。

 

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苗の中心のところが成長点なので、そこは隠さないようにセラミスグラニューを入れました。

 

この時は茎も長く、葉っぱも多めですが、花が咲くようになってくると最初に出ていたこれらの葉っぱは葉の周りが黒くなってきますので、黒くなったら葉っぱだけ取ってしまいます。

 

これも実のほうに栄養が行くためにするのだと思います。

 

室内に持ち込み苺の水耕栽培の設置完了

 

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これは室内に水耕栽培の装置に入れて苺の苗を持ってきた写真です。

光の下で水耕栽培をする人もいます。

 

これでいちごの水耕栽培の装置の完成です。水耕栽培と言いますが、私の場合はできるだけ日光を利用するように窓際に置きました。

 

水耕栽培というととかくLED電球で明るく照らして、というイメージかと思いますが、昼間は日光に当てて育てています。

 

中には苺をLED電球だけで育てる人もいるようですが、私はなるだけ日光を利用しようと思いました。

 

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冬の光なので窓際とはいえ太陽の光の力は弱いですが、それでもだんだん大きく育ってくれました。

 

しばらくすると、上の写真でみえる、これらの葉っぱの葉の縁が黒くなります。

 

液肥はハイポネックスの微粉のほうを使った

 

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発泡スチロールの水耕栽培の装置を上から見た図です。

 

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別の角度からも撮りました。

少しは雰囲気がわかるでしょうか。

 

液肥を根っこの先まで入れてこのまま放置です。英語のYou Tubeで見た、Kratkyメソッドと言われるやり方を真似しました(これがそのやり方かどうかは、わかりませんが)。

 

このやり方ですと、エアーポンプも不要です。

 

根っこが成長するに従って、徐々に液肥が下に下がりますから、そこに空間ができます。根っこが酸素不足になることを避けられます。

 

クラッキーメソッドだと最初にこれくらい液肥を入れるというものがわかっているようですが、私の場合苺の液肥量がわからなかったので、とりあえず根っこの下まで液肥を入れて、かなり減ったようだったら(浮きがあるので、ある程度わかる)、液肥を継ぎ足すことにしました。

 

ということで、毎日の水やりのようなことはしなくてもすみます。

 

ある程度、放置可能です。

 

液肥は、苺の場合、基本ハイポネックスを使っています。

 

水耕栽培は土からの栄養がないのですから、肥料はかなり重要です。

 

肥料に関しては、他にもHBー101や、大塚ハウスのものを使っていますが、いちごは、主にハイポネックスです。

 

ハイポネックスについては、微粉と液体肥料がありますが、微粉のほうを使いました。

 

水耕栽培に使えるとなっていたからです。窒素、リン酸、カリの割合が「液体肥料」のほうのハイポネックスと違っています。

 

ちなみに苺の場合、水耕栽培の肥料は薄くして使うそうです。普通の野菜の水耕栽培で使う量をさらに10倍にして(結果1万倍に)かなり薄めて使いました。

 

他の野菜は1000倍で使っていますが、苺は肥料が多いと肥料焼けを起こすと聞いたからです。

 

実がなりだしたら、もう少し濃くしてもいいかと思いますが(5000倍くらいか)。

 

>>微粉ハイポネックス

 

 

アクアポニックスの野菜に関しては、設置した初期、まだ栄養が不足している時期は動物にも使えると聞いたHB101にしています。

 

>>植物活力剤 HB-101 緩効性 アンプル 

 

 

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上の写真は、この花が咲くようになってきた苺の様子です。

 

花は7つ位つぼみができました。

 

次々と花は咲いてきましたが、プランター栽培と違って他からミツバチがやってくる事は無いので耳かきの後ろについているボンボンを使って花粉を受粉してあげました。

 

 

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ぴょーんと伸びたところにも花が咲いています。

 

固まって咲いている花もあります。

 

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やはり花が咲いてくると、苺の栽培はテンションが上がりますね。

 

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受粉し終えた花は次第に実になってきています。

 

花びらは枯れて落ちていきますが。

 

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下向きかげんに見えるのが実がなりだしたものです。

 

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耳かきのボンボンを使っても、このように受粉成功したようです。

 

手前はまだ白い苺ですが、奥の日が当たる場所のほうは赤くなってきました。

 

10月19日から水耕栽培して、1月初旬には、苺らしく赤くなってきました。

 

真冬なのですが、室内だからでしょうね。

 

その後、一粒を収穫しました。

 

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この時、水耕栽培の棚は、イチゴのいい香りでいっぱいでした。

 

ここまで、香りが充満するとは知りませんでした。


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実験としては、成功です。

 

冬は水耕栽培がおすすめです。

 

札の裏に書いてる説明を読むと土の場合は、4月からが収穫期のようでした。

 

 

一方、土耕栽培のプランターでは

 

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水耕栽培の1日後に土に植えた苺です。

 

苺とにんにくは、相性がいいそうで、隣に、にんにくを植えています。

 

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ニラと、にんにくに挟まれている苺です。

 

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ちなみに、花が咲いたのは、土耕栽培の苺のほうが早かったです。

 

日光が十分に当たるからでしょうか。

 

上の写真では、まだひとつしか咲いていませんが、あれ、咲いてると気づいたのです。

 

受粉はミツバチにおまかせのプランター栽培

 

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その後、いくつか花が咲きました。

 

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なぜか土耕栽培のプランターでは、つぼみが密集していました。

 

花が咲くのは、ずれていましたが。

受粉は、時々来ていたミツバチにおまかせです。

 


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寒くなってもあえてそのままにしておきました。

 

苺にまわりにわらを敷いたり、籾殻をまいたりしている人もいますが、水耕栽培の温かい場所との比較です。

 

こちらの土耕栽培は、植えた当初は日当たりよく、花が咲くのも早かったですが、その後は、朝晩の冷え込みが厳しくなってから、花の咲き具合が遅くなってきたように感じます。


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水耕栽培は苺の実がなりましたが、まだまだ時間がかかりそうな土耕栽培の苺です。

 

花が咲くのは早かったけれど、その後は水耕栽培のほうに抜かされました。水耕栽培は日光の量はプランター栽培に負けるけれど、気温は安定していて、朝晩の冷え込みが抑えられたことが大きいと思います。

 

それにプランターですから、土の量も畑のものに比べたら少ないために、かなり過酷な状況でしょう。

 

過酷な状況ですが、ニラとにんにくに挟まれて、今のところ枯れることなく育っています。

 

ミツバチの受粉は成功したのでしょうか。

 

実がなるとしたら、2月過ぎてからかな。

 

プランター栽培のいちごにビニールではなく百均の不織布

 

その後、最低気候がマイナスになり、不織布をかけることはしました。

 

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他の小松菜やニラなどと共に、上にふんわりかけて置きました。